猫ちゃんが吐くと、「毛玉だから大丈夫」「猫はよく吐くもの」と考えてしまうことがあります。たしかに、早食いや毛づくろいの後などに一度吐き、その後は普段どおりに過ごす場合もあります。しかし、嘔吐は胃腸の不調だけでなく、異物、腎臓や甲状腺などさまざまな病気で見られる症状です。回数だけで判断せず、全身の様子を確認しましょう。
まず記録したいのは、吐いた日時と回数、食後からの時間、吐いたものの内容です。フード、水、毛玉、黄色い液体、血が混じっていないかを確認し、可能であれば写真を撮ってください。食欲、元気、便や尿の状態、体重の変化も診断の手がかりになります。「週に何回」など繰り返している場合は、元気があっても一度ご相談ください。
短時間に何度も吐く、水も飲めない、血が混じる、ぐったりしている、お腹を痛がる、ひもやおもちゃなどの誤食が疑われる場合は、早めの受診が必要です。子猫、シニア猫、持病のある猫は状態が悪化しやすいことがあるため、様子見を長引かせないようにしましょう。ひも状のものが口やお尻から出ていても、無理に引っ張らないでください。
受診前に電話で相談する際は、年齢、持病、最後に食べた時間、吐いた回数をお伝えいただくと状況を整理しやすくなります。新座どうぶつ病院では、経過を伺い、必要な検査や治療をご提案します。「いつもの毛玉か迷う」という段階でも、お気軽にご相談ください。