2019/05/12
症例は幼いワンちゃんで、肛門が腫れているとの主訴で来院されました。診察にて検査を行うと直腸脱の状態でした。
飼い主様の希望により外来での処置で整復を行っていましたが、何度も再発してしまい、手術にて治療を行うこととなりました。
この子の場合は、肛門側から、脱出している直腸を引っ張り切除して、直腸同士を縫合するという方法で手術を行いました。
術後は数日間、しぶりや血便が出ましたが、すぐに治り、再度直腸脱がひき起こることはありませんでした。
手術を行ってから、2年半以上たちますが、全く再発は無い状態で、経過良好です。